２０１９年末、Ｘプラネットの山間部にあるヒマラヤ支部を目指し、カリスマー号に乗り、地球を後にしたわたしだった。シーサイドエリアの本部を去ってから久しい。

キャプテンの鋭いカンが当たった。

その後、地球上では、なんと、予想外のアクシデントが起きていた。

パンデミック・・！

地球上の皆さん、頑張ってくださ～い！

子供がいるんですか？

たいへんですね・・

地球脱出、正解でした  ♡

いま、私は、ヒマラヤ支部での作業に追われている筈だったが、じっさいは、

「いや～、ヒマで、ヒマで・・」「タイクツでたまらない。」

「何もない所で」「空気がおいしくて、酸素がいっぱいあるけど。」「この地域には野獣が出るという噂もある。」（スパが豊富にある） 

 それから、「わたしは、チョコとカステラとマシュマロ、それにコロニーの農園で栽培しているフルーツが大のお気に入りです。ちょっとパパイアに似ている。食料や必要な物資は、完全に自給自足になるまで、地球から、デリバリー用宇宙船で定期的に届くんです。」「コロニーには、いろいろなショップやスポーツジム、美容室もあります。レストラン、喫茶コーナー、ゲーム室もあります。」「ブックセンター」「保険・医療センターもあります。」「地球にあるものは何でも、たいてい手に入ります。」というのは、を地球とXプラネットを連絡する惑星間デリバリー・サービスがあるからです。地球のAmazon.com同様、各自PCから、地球のショップにかんたんに、グッズをオーダーできるんです。ただ、現在のところ、グッズ到着まで2週間位かかります。

「カリスマ号のクルーは、全員IQ300以上で、大金持ちです。普通のプールの他に温泉プール、サウナ、ゲーム室、ホームシアター、トレーニングルーㇺのある８LDK住宅の所有権をもっています。コロニーへの移住権付きです。販売価格は、当時、だいたい58億ドルでした。」「コロニーでは、専用パートナーを決める結婚はできますが、異性の独占はできません。」

♡ また、いっぱい報告します。♡

  Sincerly yours
メリー・ジェーン

昨日は、台風一過にも関わらず、シーサイドエリアに位置する私の家に２人の友人が来てくれて、お別れパーテイとなる。二人からプレゼントをいただく。

彼女達は、首都圏にあるカリスマー社のインシュアランス部門に配属されたときのメンバーだ。よく、一緒にランチをしていた。２人共シングル。

だんだん、地球のシーサイド・エリアから去る寂しさが増してきた。暫くの間、Xプラネットの北の支部で重要なミッションを果たさねばならない。

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きょうは、町で偶然、キャプテンと遭遇したので、一緒にランチをとった。

「やぁ！どうしたの？」

私は、スタミナのつくニラレバ・ライス、キャプテンはギョーザだけ注文した。

キャプテンは、「きょうは特別デイなので、ギョーザが￥１７０円だよ～。いや～、いつもは￥２２０なんだよ、ホッホッホ」と喜んでいた。

きょうの日経平均株価は、＋４０８.３４円と大幅な値上がりをして２２,０００円台を回復したが、いまの私は、そんなことどうでもいい。わたしは出発準備にいそがしい。
ロッジで荷造りに追われている。

ランチの後、MACで打ち合わせに入った。

私は、ホット・コーヒーだけ注文したが、キャプテンは、アイスコーヒーの他に、ハンバーガーと、MACフライドポテト（S）も注文した。

「ちょっと、足りなくてね。」

「首都圏も、河川の付近は危ないね。」

シャトル発射まで、あと１ヶ月半に近づいた。

約10年間住み慣れた極東の島、中央部シーサイド・エリアからXプラネット北部山間部へリロケーションの準備中です。

支部に着いたら、コロニーで働きながら、地球本部と連携します。